体脱的な10秒間
朝、ウトウトしていて眠りに落ちる寸前というのがわかった。
意識はあり、白い煙のようなものが渦巻きのようなクエスチョンマーク(?)の上の部分の形で揺らめいているビジョンが見えた。
ヘミシンクは聴いていない。
その直後、ある特有の感覚が体を支配し、これはもしかすると体脱できるチャンスかもしれないと思った。
が、思うように体から抜け出せない。
そこで体を回転させる、という方法を実行する。
仰向けに寝ていたが、それを回転してうつぶせの状態にする。
本に書いてあった有効な方法だが、ミシミシと音がする感じがして、それをさせない。
1回目は失敗。
すぐに2回目にトライ。
すると、うつぶせの状態になった。
ここで体脱できてるはずだが、体脱したという感覚はない。
一瞬意識が途切れたか、記憶がない。
次に意識したのは天井のすぐ下で、もしかしたら体脱できていたのかもしれないが、ひとまずその天井を上部へすり抜けることにする。
見えているビジョンは白っぽく、曖昧な感じ。
このとき、下を見て、自分の寝ている姿を確認するという基本事項はまったく思い浮かばなかった。
天井を抜けると、ビジョンが急にクリアになり、現実レベルでの視覚と遜色ない。
けっこう見えるじゃないか、と思う。
見ているビジョンは、おそらく現実に存在する場所ではない気がするが、よく似てはいた。
最も近い風景は実家のベランダから見た風景で、最初はそこにいるのかと思った。
実家は丘の中腹にある5階にあるので、見晴らしはいい。
ただ実際に実家のベランダとの違いはベランダの面積が2倍以上アリ、そこから見える風景が異なる。
1つ覚えているのは、灰色の粘土質の巨大なかたまりのようなものが見えた。
それが何なのかわからないが、そのわからないものがあるということで、ここが現実世界とは違う場所であるらしいということがわかった。
もうしばらく探検してみたかったが、それで終了した。
時間にして10秒くらいだろうか?







